ブログパーツ
カテゴリ
タグ
日々のつれづれ(150)
その他(102) わたし(77) 恋(66) 音楽(61) 記憶(51) 311、放射能汚染(44) 煙突娘(42) 神輿(18) 美術・アート(10) 代田橋(8) 紫陽花(7) くちづけ(4) 備忘録(1) 夢(1) 最新のトラックバック
最新の記事
以前の記事
2017年 08月 2016年 08月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 10月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 08月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 フォロー中のブログ
外部リンク
ライフログ
検索
links
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
その1「梅の花」 この前ある公園に区の梅園を見つける。今まで何度か通って私が見過ごしていた理由は、たぶん梅の見頃ではなかったということで、見つけた理由はその公園の入り口に、妙に浮いた横断幕が張られていたせいた。紅白のテープでぐるぐる巻きにされたパイプの先、高いところに横断幕があり、うめまつり、と書いてある。へぇ、こんなところに梅園があったんだって思って、ちょうど私の行こうとしている先はその公園を斜めに突っ切った向こうだったのでその梅園に足を踏み入れてみる。人が通って良いところはすべて地面から浮かせて木の板が張り巡らせてある。梅の木にはひとつひとつプレートがかけられていて、優雅な和名で、けれどあまり聞いたことのない名前が書いてある。なんだかその桜と違った特別扱いに、へええ、と思う。 肝心の梅の花はというと、白いのやほんのり桃色のやあって、咲いているのはたぶん1割ぐらいだったろうか。蕾でいるのを含めても3割もいかないと思う。 でも妙なもので、生まれてはじめてまじまじと見た梅の花には桜にはない凝縮感というのか、とくに蕾にぎゅっとした美しさがあって見とれてしまう。あとでツイッターでそのことをつぶやいたら、フォロワーさんから「年を取ったということですよ」と言われた。 その2「蛙ごよみ」 いったい何で春を感じるかといって、私の場合はセンター試験の試験日、節分、それから蛙の鳴き声。 以前書いたかもしれないが、近所のお宅に小さなお庭とそこに小さな池があって、しかも毎年美しい色の花を咲かす紫陽花の株もあり、よそのお宅ながらそこを眺めて季節の移り変わりを感じることが少なくない。 夜近所のコンビニに行くのにその庭の近くに出ると「コロッ、コロッ」と声がする。蛙の鳴き声だ。ことしも蛙が冬眠から目覚める季節となったのだ。 近所のその蛙は何という種類なのか、鳴き声がか弱く本当に「コロッ、コロッ」で、冗談にも「ゲロゲロ」ではない。住宅密集地の細い路地のわきに僕らは棲んでいる、だからうるさくないように気をつけよう、と思って鳴いてるみたいに。 その蛙の鳴き声を聞いて「ああ春だなあ」と思っている自分を考えてみたら、私はつまり蛙の冬眠明けを自然の暦として利用しているということで、スマホだのパソコンだのという西洋文明のしかも先端的な都市生活にどっぷりと浸りきっているようでいて、実は昔の人と変わらないかもしれない季節の感じ方をしているわけで、なんだかうふふ、となってしまい、私は「蛙ごよみ」と命名した。 ちなみに蛙ごよみは、イコールそれ以後は春っぽい日々、ではない。何年か前、この蛙ごよみというか蛙ごよみのかわいいアラームが春を知らせてくれた数日後雪が降ったことがある。 蛙って意外とせっかちな生き物だ。 その3「もふもふしてたい」 ある人が私の外出姿を見るたびに笑いながら「ふみちゃんって寒がりね」って言う。寒がりかどうかはわからないがたしかに「着込む」タイプではあると思う。言ってみればカーキ色の羽毛布団で身体を巻いて、それにはふわふわっとした縁取りのあるフードがついていて、それにニット帽を被りやはりふわふわのマフラーをして、手袋をしてマスクをしている。足元は裏が起毛のショートブーツでやはり抜かりない。 そこまで防備するほどの寒さを私が感じでいてこの着込み具合なのかというと、よくわからない。よくわからないが「寒がりね」と言われるとちょっと抗弁したい気持ちもある。 考えに考え、悩みに悩んで、それほど寒がりではないが私が着込む理由を端的に説明する言葉をやっとのことで見つけた。 もふもふしてたい。 私ははもふもふしていたいのだ。子どものころ布団に潜り込んでいたあの感じ、ホテルの糊の利いたつるつるのではない、家のエンボスみたいにでこぼこのある織りの、どこまでめ肌に馴染んだシーツ、寝相が悪いせいで布団がずれて足の先や手の先が毛布のちょうど良い堅さのざらざらに当たったあの感じ、寒くて、首回りを丹前や毛布や掛布団を総動員してぎゅっと固めたあの首が触れる感触。 そういう布や毛やそんなもののちょっとした重さや感触を味わえる。冬の醍醐味はそこだ。 私はもふもふしてたいのだ。もふもふできるからこそ、冬が嫌いではない。(まあ近い将来、着込むタイプの身体冷却ウェアが作られて夏の暑いときにももふもふしていられる日が来るなら、その時私は夏が少し好きになるだろう。) ああ、今年も春が来る。私がもふもふしてられるのはあとどのくらいだろう。 #
by fumi2324
| 2015-02-28 22:55
| 雑文
古いお宅が何日かにわたって取り壊しの工事をなさっていて、その途中の様子というのは、なんとも言えない特別な気持ちにさせるものがある。 画像はうちの近くの寂れた商店街にあった、たぶんもともと理髪店だったお宅だったと思う。店構えが何とも言えずモダンで、廃業して長いこと経つのだけれどよく若い子らが立ち止まって眺めていた。場所が良ければたとえば高円寺や下北沢みたいに若者がなにか商売をして、このままで十分ステキなお店に生まれ変わったりもするんだろうに、と思ったものだ。 そのステキな構えの片隅に工事のお知らせが貼られたかと思うと、いつの間にか取り壊しの工事が始まってしまった。夜、コンビニに買い物に行く途中ふと見ると、既に建物は半分ない。 そこから漂ってくるあの独特な、何とも言えないカビ臭く土臭い匂い。あの匂いは何なんだろう。ふつう、あらゆる匂いというものが人間の嗅覚を刺激して脳で分類判断されてその後の反応を決めるある一定の経路があるとすると、この家の解体工事からわき起こってくる匂いだけはちょっと別経路を辿って、脳の別な部分に行っているんじゃないかという気がする。そう、たとえば、ある特定の低い低い周波数が霊体験を引き起こしているのではないか、という説のように。 高知の物部というところに伝わるという「いざなぎ流」という民間信仰では生活、山村での仕事などあらゆる局面で使われるたくさんの事細かな呪術があって、いまも伝えられているらしい。 その中で私が好きなのは、山で木を伐るときや家を建てるときに木の霊を鎮めたり山に帰す呪法を施す、という話だ。もしここ東京にいざなぎ流が伝わっていたとしたら、家屋を取り壊す時にはかならず呪法を施していたと思う。呪法を施していたら、たぶん解体工事のあの匂いはすこし違っていると思う。 #
by fumi2324
| 2015-02-10 01:28
| 雑文
(テーマ音楽)
ナレーション:彼の名は人呼んで4分33秒刑事。趣味はキノコ研究。あまりにキレるが故にどこのテレビ局もドラマ化できなかった伝説の刑事。今日も彼は事件をあっという間に解決する。今日もこれで4分過ぎた。 4分33秒刑事がやって来て指をさす。 4分33秒刑事:犯人はおまえだっ。 犯人:す、すんませんっ。 4分33秒刑事:よし。ここまでで4分 33秒。 田中(4分33秒刑事の後輩):ええ~っ、まだ事件も起きてないのに…。 (エンディングテーマ) ナレーション:彼の名は4分33秒刑事。 4分33秒刑事がナメコ汁を食べながら夕日に去っていく。 (完) #
by fumi2324
| 2015-02-03 06:03
この秋から冬にかけていくつかのイベントで立て続けにしかもいろんな形でお神楽に触れて、最近の私はちょっとお神楽に夢中である。 世にたくさんあるお神楽のうち、いったい私はどのお神楽が好きか、どのお神楽がオススメか、とか、お神楽のいったいどのへんが面白いか、とか、すごくすごく書きたいのだけど、やめておく。だって、お神楽ファンが増えちゃうとイヤだから。お神楽の面白さに気づく人が増えちゃうと、なんかイヤだから。まあ、お神楽保存とかお神楽振興のためにはお神楽愛好者人口が増えた方がいいわけだけど、とりあえずそれは誰かに任せよう。 今日も私は通勤電車の中、携帯音楽プレイヤーでお神楽の音楽を聴く。隣の人間が携帯音楽プレイヤーでまさかお神楽の音楽を聴いてるなんて、誰も思うまい。ツェッペリンでもなくクィーンでもなく、クリムゾンでも中森明菜でも八代亜紀でもウェザー・リポートでもなく、お神楽。ふっふっふ。 ま、半年前までは河内音頭だったんだけどね。 (画像は11月16日の杉並郷土芸能大会(於セシオン杉並)より、大宮前郷土芸能保存会による里神楽「神田種蒔」のお狐さん。) #
by fumi2324
| 2014-12-19 18:22
| 雑文
|
ファン申請 |
||